無資格の介護職員に【認知症介護基礎研修の受講】を義務化!?

無資格の介護職員に【認知症介護基礎研修の受講】を義務化!? イメージ

厚生労働省は、2021年度の介護報酬改定において各サービスの運営基準の見直しについて内容を決定しました。

≪第198回社会保障審議会介護給付費分科会資料≫

 

◆認知症介護基礎研修の受講を義務化!!

訪問系、居宅介護支援及び福祉用具貸与(販売)を除く全ての介護サービス事業者について、医療・福祉関係の資格を有さない無資格の介護職員に対して、認知症介護基礎研修を受講させることの義務付けを正式決定。

 

◆無資格で介護の仕事ができなくなる??

介護労働安定センターの調査結果によると、医療・福祉関連(看護師・介護福祉士・介護職員初任者研修・ヘルパーなど)の資格を有していない「無資格」の介護職員は全体の6%ほどとされています。
現在も「無資格」でお仕事をされている方もいらっしゃるかと思いますが、今すぐに介護の仕事ができなくなるわけではなく、3年間の経過措置期間が設けられ、2024年度までのどこかで研修を受ければ可としています。

 

◆認知症介護基礎研修とは??

認知症介護基礎研修とは、認知症介護においてもっとも基礎的なレベルの研修です。
現行では、講義と演習で合計6時間のカリキュラムとなっています。
厚生労働省は、このカリキュラムの内容を整理し全てをeラーニング化する事によって、スムーズに受講できる取組みを行っています。

 

◆まとめ◆

介護のお仕事をする上で切っても切れないものの1つに「認知症ケア」があります。
無資格で介護のお仕事をされている方、またこれから介護の仕事を始めようとされている方にとって、認知症の人への理解や対応の基本、またケアの留意・注意点など、基礎的な知識を身に付けることで、介護サービスの質を高めることを目的の一環としています。
 
「認知症ケアの研修」には3つのランクがあります。
「認知症介護基礎研修」⇒「認知症介護実践者研修」⇒「認知症介護実践リーダー研修」

スキルアップを目指されている方は、ぜひチェックしてみてくださいね♪

お役立ち情報の一覧へ