介護の仕事での「やりがい」「魅力」とは？

介護の仕事は「きつい、汚い、給料が安い」の3Kだと言われることがあります。それを聞いて、この仕事に就くことをためらう人もいるかもしれません。メディアでも、仕事のハードさが話題になることが多く、ブラックな業界だと誤解されることがあります。しかし、実際に介護業界で働いている人の声を聞いてみると、「仕事に行く事が楽しみ！」「自分に向いている仕事です！」「やりがいを感じます！」と熱く語る人がたくさんいます。

ここでは、まず介護の仕事内容を知ってもらい、やりがいや魅力をお伝えしていきます。

介護の仕事とは？

 
介護の仕事とは、高齢者が安心して生活できるよう、介護保険施設や老人ホーム、通所介護事業所などにおいて、高齢者の身の回りのお世話や、相談援助等の介護サービスを提供する仕事です。

 
介護職の仕事内容を大きく分けると、『生活援助』　『身体介護』　『その他支援』に分けられます。

 
▼生活援助
部屋の模様替え、掃除、洗濯、調理といった、利用者さんの身体には触れないで行う、身の回りのお世話をすることを【生活援助】といいます。

 
▼身体介護
利用者さんの身体に直接触れて、身の回りのお世話をすることを【身体介護】といいます。
例えば、お風呂で身体や頭を洗う「入浴介助」、トイレでの介助やオムツの交換を行う「排泄介助」、ベッドから車椅子、車椅子からトイレなどへの移動を援助する「移乗介助」、「食事介助」、「更衣介助」などがあります。

 
▼その他支援
リハビリや余暇活動のためのレクリエーションを提供することや、メンタル面のケアを行い相談を聞くことも、介護職の仕事です。介護保険の適用範囲内で行える支援と利用者さんの完全自己負担となる支援があり、施設によって提供するサービスは異なります。

介護職のやりがいとは？

 
「ありがとう」と直接感謝の言葉がもらえる

 
利用者の生活を支援する介護職では、利用者との関わりがとても大事です。その中でも、利用者から直接「ありがとう」と言ってもらえることは、介護の仕事を行う上で大きなやりがいだそうです。また、普段から利用者の生活に寄り添っているため、利用者や、そのご家族からも信頼されることで、やりがいを感じるようです。

利用者の「夢」を叶えるための支援ができる

 
介護職では、利用者の叶えたい夢や目標達成に向け、日々支援しています。利用者の生活の質が向上すると同時に、生き生きとした表情を見ることができると、喜びとやりがいを感じられるでしょう。特に、これまでできなかったことができるようになるなど、日々の目標を利用者と一緒に達成した時には、大きなやりがいを感じられます。

介護職の魅力とは？

家族介護でスキルが役立つ

 
介護現場で培った経験は、仕事以外でも身近なところで役に立つかもしれません。将来的に自分の家族内で介護が必要な時がやってくるかもしれません。その時、介護職の経験があれば、戸惑うことなく仕事で得た知識や経験を活かすことができ、家族の支援ができると同時に、希望を叶えるために役に立ちます。

 
性別・年齢に関係なく活躍できる

 
介護の仕事は、年齢や性別に関係なく、いつでも誰でも活躍できる事が魅力です。
「体力のある若い人でなければ、介護の仕事は難しい」というイメージがありますが、介護職員の働き方が多様化する中で、介護業界でもシニア層の雇用に積極的に取り組む法人が増加しています。
その結果、シニアも活躍することのできる業界へと進化していきました。そのため介護の仕事は、性別や年齢に関係なく活躍することのできる業界となっています。

 
人生の先輩たちから学べる知恵がある

 
高齢者介護の現場では、自分たちよりほとんど年上の方々がご利用されています。
人生の様々な試練を乗り越えてきた先輩として、とても経験豊富です。介護職として働いていると、その豊かな人生経験から来る深い知恵をふとした会話の中から何気なく教えてもらったり、学べたりする機会がいっぱいあります。それは働くあなたにとっても、かけがえのない経験となるでしょう。

 
利用者さんとのコミュニケーションの中で仕事の意識を高め、人として成長していくことができます。

まとめ

 
介護の仕事は直接利用者さんと関わることができる仕事なので、多くのやりがいと魅力があります。
 
高齢化がますます進んでいるため、介護職の求人は増え続けています。介護業界は他の業界からの転職も多く、未経験や無資格でも働き始められる環境が整っています。転職を考えている方は、ぜひこれを機に、介護業界も選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

 
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