◆介護業界で役立つ資格◆介護職員初任者研修
介護の入門資格であり、
最初に取得を目指す人が多いのが
介護職員初任者研修
(旧ホームヘルパー2級・訪問介護員)です。
介護業界で資格を取る順番として、
よく知られているのが、
1.介護職員初任者研修(ヘルパー2級)
2.実務者研修
3.介護福祉士(国家資格)
の順番です。
実務者研修を取得する為には、
介護職員初任者研修を受講する必要があるため、
この資格が、キャリアアップのスタートライン
にもなります。
介護職員初任者研修は、
介護業界未経験者の為に用意されている講座です。
合格率も9割以上と高く、初心者の方でも積極的に
チャレンジしていける資格となります。
【資格取得後~就職】
介護職員初任者研修を取得していれば、
訪問介護、施設介護の両方の場で生かすことができます。
カリキュラムは、
・ベッドから車椅子への移乗
・体の不自由な人への着替えの援助
・食事介助や入浴介助・ベッドでの洗髪
など、高齢者の介護に必要な実践的な内容です。
また、講義だけではなく、実技演習もあるので
すぐに現場で生かすことができます。
介護施設だけでなく、病院や診療所などで
医師や看護師の指示を仰ぎながら、
ベッドメイキングや食事の配膳・下膳、
患者さんの車いすへの移乗などをサポートする
院内ヘルパーとして勤務することもできます。
日常生活においても、親御さんの介護をはじめ、
自分自身の老後を考える上でも、研修で得た知識は
きっと役に立つと思います。
【取得のための費用】
各研修実施校によって異なりますが、
研修・試験を含め、6万円~15万円程度が多いようです。
ハローワークでは時期によって、無料で受講できる研修を
紹介してくれることもあります。
研修実施校によっては、自校が運営する老人ホームや
訪問介護事業所に勤務することを条件に、研修・試験を
無料で受けられる場合もあります。
またその逆で、無資格で既に施設に就職している場合、
資格取得の費用を支援してくれる施設もあります。
介護職員初任者研修は、介護業界で働くだけでなく
長い人生においても、役に立つ資格ですので
興味がある方は是非、チャレンジしていきましょう。