派遣社員で介護の仕事をするメリットとは？

いえ、以前はまったく違う業種の仕事をしていました。いずれは両親の介護に必要な資格になるかもしれないと思い、10年前にヘルパー２級の資格を取得したことがきっかけでこの業界に飛び込みました。以前から介護の仕事に興味はあったものの、自分に合っているかどうかは分からなかったため、3カ月間の派遣社員という形で介護の仕事を始めました。

一番のメリットは、自分に合うかどうかを見極めることができるという点だと思います。介護業界に興味があっても、資格がなくて経験もなければ、諦めてしまう人もいると思います。でも、派遣社員ならば、３ヵ月間という限られた期間で働くことができるので、お試しというと軽く聞こえるかもしれませんが、チャレンジできるチャンスがあると思います。

生まれて初めて介護の仕事をしてみて、こんなにこの仕事が自分に合っているとは思いませんでした。こんなことならもっと早くこの仕事を始めていればよかったと後悔したくらい（笑）。派遣社員という形があったからこそ、気軽に、でも思い切ってこの仕事に飛び込んでみることができたのだと思います。

介護の仕事をしてみて、自分は人と関わることが好きなんだなと発見しました。入居者様の方と話をする中でお互いに信頼関係を築けていけることにやりがいと感じるようにもなりました。

他のメリットとしては、就業する介護施設と派遣社員の間に派遣会社が入っているので、何か困ったことがあれば派遣会社の担当者に相談ができたり、アドバイスをもらったりすることができます。また、登録者の職歴や経歴を見て、その人に合った仕事やキャリア形成についてアドバイスをもらえたりします。実際に私も、最初に派遣会社に登録したとき、面談で派遣会社の担当者の方から「岡本さんにはこんな施設が向いていると思うよ。」など、いろんなアドバイスをもらえたので、心強かったし、とても助かりました。

最初に派遣された後、同じような有期雇用の派遣社員として合計10カ所の様々な施設で仕事をしました。この先もずっとこの仕事をしたいと思ったので、今は紹介予定派遣という形で就業しています。

介護の仕事の経験や資格がない場合、最初から正規の社員で介護の仕事をすることは難しいと思います。でも、派遣社員としてなら、資格や経験がなくても仕事ができる施設があります。そういうチャンスはあるので、まずは3ヶ月など短期間で介護の仕事を経験してみて、自分に合っていると思ったら、本格的に資格を取得するという方法もあると思います。
特に、人と関わることが好きな人、体を動かすことが好きな人や新しいことにチャレンジしたい人には向いている仕事だと思うので、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。