派遣社員から見た介護施設の良さや特徴
近年、介護施設が次々と建設されています。介護施設へのニーズがそれだけ高まっているということなのでしょう。ところで、私たちは介護施設と一言で言っていますが、その種類や特徴が多種多様であることをご存知でしょうか?
今回は、現在まで様々な介護施設で就業されてきた派遣社員の岡本さんに、それぞれの介護施設の良さや特徴についてインタビューしてきました。
介護施設の種類はどのくらいあるのですか?
老人ホームや介護施設には、民間事業者が運営する「有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅」、社会福祉法人などが運営する「地域密着型施設」「軽費老人ホーム」、医療法人などが運営する「介護保険施設」などがあります。
それぞれ、費用、入居の難易度、介護保険などの点で異なります。
例えば介護施設における違いって何がありますか?
そうですね、今までだいたい10カ所くらい、それこそ、少人数のユニット型特別養護老人ホームからデイケアまで本当にいろんな施設で経験させてもらいましたが、介護施設の規模によって、配置されるスタッフの数が違ったり、介護施設の種類によって、どのような介護度の方を受入れるのかがなど、まったく違いますね。
今就業している「麻姑の雅 国富」の特徴を教えてください。
今、仕事をしている「麻姑の雅 国富」の特徴は、早出のときも遅出のときも常にスタッフが3名いることです。3名いるので、みんなで協力し合いながら、仕事を進めることができるのでとてもやりやすいと思っています。
その3名のスタッフには決められた仕事があるのですか?
ある程度担当する仕事は決まっています。でも、それがきっちり決まっているわけではなくて、例えば「今日は私が○○をします。」「じゃあ、私は○○を」などのように、お互いにカバーし合いながら自主的に動くという場面も多くあります。
現在、特にやりがいを感じているものがあれば教えてください。
レクリエーションの担当ですかね(笑)順番に2人ずつのスタッフで担当するのですが、今日は何をしたら入居者様の方に喜んでもらえるか考えながらアイディアを出すことがとても楽しいんです。
最近盛り上がったレクリエーションは何ですか?
風船バレーボールです!
最初は1つの風船でしたのですが、慣れてくると風船の数をどんどん増やしていきました。色とりどりの風船に、入居者様の方も私たちスタッフも息を弾ませて、目をパチパチさせながら楽しみました。
私たちスタッフの運動不足解消にもなってとても良いレクリエーションでした(笑)
私たちが入居者様の方々と一緒に楽しむことは、お互いの信頼関係を深める要素になっていると思います。激しく動き回るレクリエーションをした翌日は、静かに、塗り絵や将棋、トランプなどをするようにしています。
介護の仕事に興味がある人に何かメッセージをお願いします。
介護の仕事は難しいとか、大変だとか思う人が多いかもしれません。確かに大変な面もありますが、裏を返せばそれだけやりがいもあるいうことではないでしょうか?
この仕事は、入居者様と笑い合ったり、喜び合ったり、人との関わりの中にやりがいや面白さがいっぱい詰まった仕事だと思います。
※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。