お仕事インタビュー!

介護福祉士の働きがいと難しいところ

同じやり方ではなく、一人ひとりに合った介護の仕方

前回に引き続き岡山市中区国富にある「サービス付き高齢者向け住宅・特定施設 麻姑の雅 国富」で紹介予定派遣として勤務している岡本さんへのお仕事インタビューをお送り致します!
今回は、介護福祉士の働きがいと難しいところについてずばりお聞きしました。

岡本さん

ズバリ!介護福祉士の魅力とは何だと思いますか?

そうですね、人と人との関わりの中からしか生まれない信頼関係や絆でしょうか。それらは一朝一夕にはできませんが、毎日の入居者様の方との対話や触れ合いの中で少しずつ積み上げられていくものだと思っています。例えば、入居者様の方からの何気ない「ありがとう」の一言だけでもとても嬉しかったりするんですよ。

岡本さんにとって、この仕事の働きがいを教えてください。

私は人と関わる仕事が自分に向いていると分かってから、この仕事の楽しさとやりがいと感じるようになりました。以前はまったく違う業界にいたので、自分が介護の仕事に向いているとは想像すらしていませんでした。10年前に取得したヘルパー2級の資格を生かした仕事をしたいと思い、未経験ながら派遣社員として3カ月の期間限定の介護の仕事をしたときに、この仕事が自分に向いていると思いました。今思えば、もっと早くこの仕事に就いていればよかったと思うくらいです(笑)。

仕事の魅力について、具体的なエピソードはありますか?

はい。つい最近の出来事なのですが、それまでずっと何を話しかけてもお返事しかされなかった入居者様の方が、私が遅出で夜7時を過ぎて帰ろうとしたときに、突然「気を付けて帰られえよ!」と声を掛けてくださったんです。思いがけない一言に、とても嬉しく、温かい気持ちになりました。そういうことがあると、「あぁ、この仕事をしていて本当によかった!」と思わずにはいられないですね。

では逆に介護福祉士の仕事の難しいところは何だと思いますか?

岡本さんとシニアうーん、やはり人対人の仕事なので、その人に合った介護の仕方を見つけることが一番難しいところだと思います。 例えば、AさんとBさんに対して同じやり方をしても、どちらかに拒否されることもあります。それは一人ひとり個性が違うので当然のことですが。 こういうところが難しさであり、またやりがいでもあります。

そういう場合、どのようにして解決策を見つけるんですか?

まず、大前提として、無理強いはしないことを心がけています。そして、その人の生活歴や介護歴などについて、対話を通じて少しずつ探りながら、じっくりと時間を掛けて解決していけるようにしています。また、一度声を掛けて拒否されてしまったら、無理に話しかけずに思い切って他のスタッフに替わってもらう方法も取っています。自分一人で背負ってしまわないことも大切ですね。

困ったことを共有できる他のスタッフがいることは心強いですね。

ホントそうなんです。同じ時間帯に他のスタッフがいてくれるので、入居者の方の情報共有がやりやすいのはとてもありがたいことです。そうやって入居者様の方と時間を掛けて向き合ううちに、心が通じ合うととても嬉しいので、それがやりがいにもつながっています。

最後に介護の仕事に興味を持っている人にひと言メッセージをお願いします。

ピースサインの岡本さん私は、この仕事を始めるまで介護の仕事が自分に向いていると気づいていませんでした。

もし、介護の仕事に興味があって迷っている人がいたら、まずは3ヵ月間、試しに働いてみるといいと思います。それで向いていなければ、他の仕事にチャレンジすればいいと思いますし。考えているだけでは分からないことってたくさんあると思うので、ぜひ実際に行動してみることをおすすめします。

※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。

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