デイサービスの現役管理者に聞く、採用面接で気を付けるポイントとは?
「この介護事業所で働きたい。」そう思って応募すると、次に待ち受けているのは採用面接です。介護事業所の採用面接では、どのようなことを聞かれるのか、ご存知ない方も多いのではないでしょうか?中には、面接なんて学生時代の就職活動以来、なんて人もいるかもしれませんね。
介護事業所の採用面接で合否を分けるポイントは何でしょうか?また、介護業界の面接は、一般企業と何か違う点があるのでしょうか?
そこで今回は、デイサービスの現役管理者に聞く、採用面接で気を付けるポイントとは?について、インタビューをお送り致します!
採用試験は筆記試験と面接ですか?
私が受けた事業所では、筆記試験はなくて面接だけでした。
面接のときに特に見られているポイントはありますか?
私が面接に立ち会うことはないので詳しくはないのですが、一般企業の面接と大差ないと思いますよ。私はスーツを着て面接に行きましたが、ブラウスとスカートで面接に来られる方もいらっしゃいます。あるいは普段着と思われるような服装で面接を受けに来られる方もいらっしゃいました。
逆にスーツで行けば間違いないということでしょうか?
そうですね。私は面接なら当然スーツ着用と思う世代なんですよ。だから、夏は暑いので上着まではいらないけれど、せめて黒っぽいスカートまたはパンツに白のブラウスなどを選びます。でも、服装の是非は面接をする人の年代によるかもしれませんね。服装にこだわらない年代の面接官の方もいると思います。
服装以外に気を付けることがあれば教えてください。
長い髪の毛は後ろで束ねるとか、このお仕事をするなら髪の毛もあまり明る過ぎない方が良いとかですね。アクセサリーも結婚指輪くらいは許されると思いますが、あまりない方が良いでしょうね。
マニキュアやペディキュアはNGです。ペディキュアは靴下を履いていればわからない、と思うかもしれませんが、入浴介助では裸足になるのでわかってしまいます。
人間、中身が大事と言われますが、面接では中身まではわかりにくいので、服装や髪形などの見た目で判断されることもあります。限られた時間しかないので、第一印象は大切だと思いますよ。
なるほど。他に伝えるべきことや気を付けることはありますか?
事前に用意した履歴書をもとに、今までの経歴などを伝えます。面接時には、面接官の目を見て介護に対する自分の思いをしっかり伝えることも大切です。
異業種から介護の世界に飛び込む方も多いと聞きますが、身近にそういう人はいらっしゃいますか?
同僚にはいませんが、弊社の経営者は営業職から介護業界に転職したんですよ。以前、聞いた話ですが、販売業をしているうちに介護の仕事に興味を持ち、実際に介護現場で何年か修行をした後に自分で介護事業所を立ち上げた、と聞きました。
今は岡山市内でも大小含めてデイサービスセンターを立ち上げる人は多いですよ。
まとめ
面接で気を付けるポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- 服装はスーツもしくは、白いブラウス&黒のスカートかパンツが無難。
- 長い髪は後ろで束ね、明る過ぎるカラーリングは控えたほうが良い。
- アクセサリー、マニキュア、ペディキュアも避けましょう。
- 面接では、相手の目を見て介護に対する自分の思いをしっかり伝えましょう。
人の印象は見た目でその8割が決まる、と言われています。介護に対する真摯な思いはもちろん大切ですが、見た目にも配慮することが合否を決めるポイントになりそうですね。介護の仕事を探している人は、今回ご紹介した内容を参考にしてみてはいかがでしょうか?
※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。