お仕事インタビュー!

介護職歴11年!指定介護老人福祉施設で働く現役男性ケアマネージャーに聞く、夜勤で大変なところは何ですか?

夜勤中は介護スタッフが2人しかいないところです。

要介護度が高い利用者様が多くいらっしゃる介護施設では夜勤があります。夜勤を担当するスタッフは昼夜逆転の生活になり大変だと思われますが、その他にも夜勤ならではの大変なことはあるのでしょうか?

そこで今回は、介護職歴11年!指定介護老人福祉施設で働く現役男性ケアマネージャーに聞く、夜勤で大変なところは何ですか?について、インタビューをお送り致します!

月に夜勤は何日ぐらいあるのですか?

そうですね、大体4~5回ぐらいだと思います。

今までで夜勤に入っている間に大変だったご経験はありますか?

利用者様の体調が夜中に急変して、急きょ病院で受診しなきゃいけなくなった時ですね。一応施設内にも病院はあるんですが、そこで対応できない場合は、利用者様を救急車で外の病院へお運びするのですが、そうなると、二人いるスタッフのうちの一人が付き添うので、残った一人のスタッフが約50人の利用者様を担当しなきゃいけないんですよ。それが大変だったかなぁ。

病院で受診

救急車を呼ばないといけない状況とは、どんな状況だったか、具体的に教えて頂けますでしょうか?

僕は今までに数回そういった経験をしたんですが、一回は僕がちょっと目を離した隙に利用者様が車いすから転倒して床で頭を打ってしまったというケースです。頭からの出血がひどくて縫う必要があったため救急車を呼びました。他には、夜中に利用者様にてんかんの発作が起きてしまったというケースもありました。

夜勤の間はどのくらいの時間間隔で見回りをするんですか?

1時間に1回は見回りますね。それ以外にも、排泄介助、たんの吸引、センサーコールなどで様子を見に行くことがあります。

センサーコールとはナースコールとはまた別のものですか?

そうですね。ナースコールもあるんですが、センサーコールはまた別のものです。例えば利用者様が自分で起き上がったり、ベッドから離れようとされたりなど、利用者様が動いたら鳴るような仕組みになっています。そういうのも入れたら多分30分に一回は見回っていると思いますね。

では、見回りに行っていない時間には何をしているんですか?

夜勤の様子や利用者様を巡視したときの様子などの記録をパソコンに入力しています。あとは、掃除、片付け、次の日のお茶の準備などの雑務をしていたりもします。

パソコンに入力

休憩時間は1時間ですか?

2時間あるんですが、勤務時間中は、見回りがしょっちゅうあるため、集中してパソコンに記録を入力する時間はあまり取れないんですよ。だから、ほとんどの夜勤スタッフは休憩時間を使って記録を入力していますね。

他に何か夜勤の大変なところがあれば教えて下さい?

例えば、夕方から状態が悪くなった利用者様の様子観察を引き継いだり、夜勤中にはスタッフが二人しかいないので、相談できるところがほとんどなく一人で判断しないといけなかったりするところですかね。夜勤は緊張感と責任があって確かに大変なんだけど、夜中に眠れなくて不安そうにされていた利用者様が僕と話すことで安心して眠ることができたりすると、やっぱりこの仕事をしていて良かったと感じるんですよね。

まとめ

今回は、100名以上の利用者様がいらっしゃる指定介護老人福祉施設にお勤めの男性ケアマネージャーに、夜勤の大変さについていろいろとお聞きしました。

彼が勤める介護施設の夜勤時は、二人だけの介護スタッフで約50人の利用者様を担当しているんですね。夜勤中に利用者様の容態が急変すると迅速な対応が必要になり、大変なこともあるようですね。

ただ利用者様に安心して頂くために寄り添ってお話するエピソードなどは、やはり昼も夜も介護の仕事の基本は同じなのだなと改めて感じました。

夜勤のことなども含め、介護の仕事についてもっと知りたい方や興味のある方は、介護の求人に特化した「岡山介護求人センター」の担当者までお気軽にご連絡ください。

※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。

お仕事インタビューの一覧へ