介護職歴11年!指定介護老人福祉施設で働く現役男性ケアマネージャーに聞く、介護の仕事や給料に男女差はあるの?
一般的に、今の日本企業ではまだまだ男性・女性によって業務内容や給料の額が異なることが多い状況です。では、介護業界ではどういう状況なのでしょうか?
そこで今回は、介護職歴11年!指定介護老人福祉施設で働く現役男性ケアマネージャーに聞く、介護の仕事や給料に男女差はあるの?についてのインタビューをお送り致します!
介護の仕事内容は、男性と女性で異なりますか?
いいえ、全く異なりません。
日勤、夜勤どちらも男性と女性では仕事内容が変わることはありません。
腰痛持ちだから、という理由で業務内容を分けていることはありますが、性別で分けている仕事はありませんね。勤務年数が同じで、仕事内容も同じであれば給料の額での男女差もありません。
では、男性のほうが向いている仕事はありますか?
うーん、特に思いつくものはありませんね。一見すると、男性の方が向いているんじゃないかと思われる仕事でも、実はそうではなかったりしますから。
例えば、ベッドと車椅子間で利用者様を移動させる移乗介助の場合、大柄な方や体重の重い方を移乗させるには体力がある男性の方が向いていると思われがちです。でも実際は、体の使い方さえ分かっていれば、女性でも腰を痛めずに十分、対応出来ますからね。
お勤めの介護施設におけるスタッフの男女比は、どのようになっていますか?
全体の半数以上が男性スタッフです。
男性スタッフの方が多い理由は何だと思いますか?
男性の方が離職率が低いので、結果的に多くなったのだと思います。女性はどうしても結婚、出産、育児のタイミングで一旦、介護の仕事を離れることが多いので、離職率は男性の方が低いのだと思います。
他に男性の介護スタッフが多い理由って何だと思いますか?
うちの介護施設は給与が良いと聞くので、それが理由の1つになっていると思います。
初めからそれを知ってうちに来る男性の介護スタッフもいますから。
もちろん、そんなことは全く知らず、たまたま募集していた介護施設がここだったという人もいますから一概には言えないですけれど、給与面の影響はあるかもしれませんね。
まとめ
今回は、100名以上の利用者様がいらっしゃる指定介護老人福祉施設にお勤めの男性ケアマネージャーに、介護の仕事内容や給料に男女差があるのかどうかについて、お聞きしました。
仕事内容は、男性と女性の差がなく全く同じなんですね。
今回のインタビューでは、女性のスタッフが結婚、出産、育児のタイミングで一旦、介護の仕事を離れることが多いということでしたが、家庭が落ち着いてから介護職に再就職される方も沢山おられます!
今回の記事をきっかけに、介護の仕事に就きたい人が増えればとてもうれしいです。現在、介護の仕事を探している人は、介護職の求人に特化した「岡山介護求人センター」の担当者までどうぞお気軽にお問い合わせください。
※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。