お仕事インタビュー!

介護福祉士の主な仕事とは?

岡本さん

入居者様の身体介助とメンタルケア

今回は、岡山市中区国富にある「サービス付き高齢者向け住宅・特定施設 麻姑の雅 国富」で紹介予定派遣として勤務している岡本さんへの、お仕事インタビューをお送り致します! 10年前、将来的に両親の介護が必要になった場合に役立つかもしれないと思ったのがきっかけで、ヘルパー2級の資格を取得された岡本さん、当時は別の業界で働いていましたが、資格を活かした仕事をしたいと、3年前に派遣社員として初めて介護の仕事に就き、様々な施設での経験を積まれ、今年の1月には念願の介護福祉士資格を取得されました。

介護福祉士の主な仕事内容を教えて下さい。

介護福祉士の仕事は大きく分けて2つあります。一つは入居者様の身体介助、もう一つは、入居者様のメンタルケアです。

身体介助とメンタルケア、具体的にどんなお仕事ですか?

岡本さんとシニア身体介助とは、施設に入居している高齢者に対して着替え、食事、入浴、排泄などの補助を行うことです。
補助といっても介護福祉士が一から十まですべて手伝うわけではありません。洋服の着脱など自分でできるところは介助せずにご本人にしてもらい、日常生活に必要で身体動作が十分に行えないところを、入居者様の介護度に合わせて上手に補っていきます。
つまり、入居者様一人ひとりの個性や介護度に合わせて介助度合いを臨機応変に変えていく、柔軟さが求められる仕事だと思います。
メンタルケアとは、入居者様の心をサポートすることです。具体的には話し相手になる、レクリエーションを行うなどがあります。

たとえば麻姑の雅、国富では1日一回、午後3時のおやつの時間前に、レクリエーションの時間を設けています。その日に何をするかはスタッフが順番に決めています。例えば、前日風船バレーボールでかなり動き回って盛り上がったら、次の日は静かに折り紙にしようなど、静と動を上手に組み合わせながら計画しています。
レクリエーションに参加することは、入居者様にとってくつろぎや休息、気分転換になり、心の安定につながります。また、スタッフが入居者様と一緒に楽しくレクリエーションに参加することによって、入居者様とのコミュニケーションがしっかり取れて、信頼関係を強める効果があるので、スタッフもみんな毎日楽しみにしています。

他にメンタルケアで工夫してることなどはありますか?

そうですね、入居者様の話し相手といっても、初対面からスタッフに明るく話しかけてくる入居者様ばかりではありません。こちらから話しかけてもなかなか心を開いてくれない方も中にはいらっしゃいます。そんな時は、じっくりと時間をかけながら、必要なら一時的に他のスタッフに替わってもらいながら、入居者様の家族や趣味の話など相手が話したくなるような話題で少しずつ話す機会を増やして、徐々に信頼関係を築いていけるように努めています。

岡本さん

介護の仕事をしたいけど迷っている人へメッセージを!

私は派遣社員として介護の仕事をしてみて初めて、この仕事が自分に向いていると気が付きました。なので、介護の仕事に興味はあるけど、やったことがないし、自分にできるかどうか不安で、最初の一歩がなかなか踏み出せない方は、派遣社員という形で取りあえず3カ月など短期間働いてみるのもいいかもしれません。
やってみたら意外と自分に向いていることが分かり、新たな自分の一面を発見できたら良いですね。

※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。

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