お仕事インタビュー!

介護職歴11年!指定介護老人福祉施設で働く現役男性ケアマネージャーに聞く、 取得しておけば、給料がアップしやすい資格とは?

僕の場合、介護福祉士を取得してから時給換算で400円UPしました。

資格の有無が給料額を左右する介護業界。介護に関する資格には様々な種類がありますが、取得しておけば給料アップにつながりやすい資格とは何でしょうか?

そこで今回は、介護職歴11年!指定介護老人福祉施設で働く現役男性ケアマネージャーに聞く、取得しておけば給料が増える可能性の高い資格とは?について、インタビューをお送り致します!

今まで取得された資格は、どのようなものがありますか?

最初は、ホームヘルパー2級(現在は、介護職員初任者研修)とホームヘルパー1級(現在は、実務者研修)を取得しました。次に、福祉住環境コーディネーターと認知症ケア専門士も取得しました。その他には、介護福祉士とケアマネージャーの資格を持っています。

なぜそれほど多くの資格を取得されたんですか?

僕は全くの無資格状態で介護の仕事を始めたのですが、看護師が話している内容が全然分からずに悔しい思いをしたからです。それに、資格があるのと無いのとでは給料の差が大きいことも分かったからです。

資格の取得方法を教えて下さい。

僕の場合は、独学ですね。同僚たちも独学で取得した人が多いですよ。

独学のメリットは、自分の空いた時間に勉強が出来ることと、費用がほとんどかからないことです。ただ、介護福祉士は2017年から受験資格が変わったので、独学だけでは難しいと思います。

自分の空いた時間に勉強が出来る

資格取得の前と後では給料は変わりましたか?

随分変わりましたね。無資格で働いていた時は時給が900円、ホームヘルパーを取得したら時給が1000円に上がりました。一番給料の差が大きかったのは、契約社員時代に取得した介護福祉士でした。資格取得後は、時給換算すると400円アップし、大きな変化がありましたね。介護福祉士は、介護現場で仕事をする上でかなり有効な資格なので、介護の仕事をずっと続けていきたい人は取得しておいたほうが良い資格だと思います。

次に取ろうと思っている資格はありますか?

社会福祉士ですね。ただ、社会福祉士を取得しようと思ったら、通学か通信制の学校で学ぶ必要があるんですよ。通学の場合は、職場を約1ヶ月間休まないといけないので、職場に負担と迷惑がかかります。だから、まだ具体的には考えていません。

社会福祉士を取得したら何が変わりますか?

相談業務に携われるようになります。

ケアマネージャーも相談業務が出来るのですが、相談に乗れる範囲が狭いんですよ。

僕のように介護施設で働いているケアマネージャーの相談業務は、施設のケアプランに関することのみなのですが、社会福祉士を取得すると、利用者様の入退所や金銭面に関わるような相談業務も出来るようになるので、仕事の幅が広がります。

ケアマネージャーの相談業務

まとめ

今回は、100名以上の利用者様がいらっしゃる指定介護老人福祉施設にお勤めの男性ケアマネージャーに、今までに取得された資格についていろいろとお聞きしました。

介護業界の場合は、資格の有無が給料に反映されるんですね。特に、介護福祉士の資格があるか無いかによって、給与面に大きな差が出ることも分かりました。

介護福祉士の受験資格は、今年から大幅に変わり、3年以上の実務経験と、「実務者研修の修了」が必要になりました。実務者研修を修了するためには、専門機関に一定日数通学することと、受講費用が必要になります。ただし、雇用保険を掛けている人は、教育訓練給付金で受講費用の2割程度が戻ってきます。介護福祉士は、未経験者ではすぐに取得できませんが実務経験を積みながら介護の仕事をこの先もずっと続けていきたい場合には取得しておいたほうが良さそうですね。この記事が、介護の仕事を探す上で、役に立てば嬉しいです。

※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。

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