「サービス付き高齢者向け住宅・特定施設 麻姑の雅 国富」の特徴
介護施設には多くの種類があります。その1つである「サービス付き高齢者向け住宅・特定施設」って聞いたことありますか?「サービス付き高齢者向け住宅・特定施設」とは、自宅と同じ居住性を持ちながら、国から認定を受けているため、介護保険サービスを直接受けることができる特定施設です。
今回は、岡山市中区国富にある「サービス付き高齢者向け住宅・特定施設 麻姑の雅 国富」を運営する株式会社MaCOの創夢企画部部長 内田さんへの、同施設の特徴についてのインタビューをお送りいたします。
「サービス付き高齢者向け住宅・特定施設 麻姑の雅 国富」とはどういった施設なのですか?
はい、この施設は介護付き有料老人ホームと内容は同じなのですが、国に申請をして認定を受けているので、施設にいながら介護保険のサービスを直接受けることができる施設となっています。
「麻姑の雅 国富」の特徴を具体的に教えてください。
「麻姑の雅 国富」の運営母体である株式会社MaCOは、もともとは小さなデイサービスから始まった会社です。その当時から、お客様一人ひとりにしっかりと向き合うことを大切にしてきました。創業当時のこの考え方は今も変わっていません。 私たちは、入居者様の方の快適さを一番に考えています。こういった施設というと、どうしても集団生活、集団行動がつきものになりやすいのですが、私たちはできるだけ自宅にいるのと同じような生活をしていただけるように配慮しています。例えば、気分がすぐれない時や、ガヤガヤとした雰囲気の中での食事が苦手な方には、食事の時間をずらして静かな環境の中でゆったりと食事を摂っていただけるようにしています。一人ひとりの生活のペースや時間の流れを崩さずに暮らしていただきたいとスタッフ全員が思っています。
スタッフの方々の年齢層がとても幅広いように思いましたが?
そうなんです、10代~70代まで様々な年齢層のスタッフが勤務しています。様々な年代のスタッフがいるおかげで、幅広い意見や感覚があって、それぞれの良さを出し合い、コミュニケーションを密に取ることで、柔軟で風通しのよい雰囲気になっていると思います。また、創業以来、スタッフの制服がないことも、この施設の特徴の1つだと思います
制服がないのは、何か理由があってのことなのですか?
はい。スタッフが私服で仕事をすることで、入居者様の方に彼らの特徴や個性とともに顔と名前を覚えて欲しいという理由からです。スタッフにも、それぞれの個性を大切にして入居者様の方と接して欲しいという思いもあります。
なるほど。他にもこの施設の特徴はありますか?
先ほどお話した、入居者様の方の快適さを一番に考えるという視点から、経営母体の組織をフラットと言いますか、あまり重厚にしていないことです。それにより、スピーディな判断ができるという大きな利点があります。入居者様の方のために、何か改善したい内容がある場合、ある程度現場の管理者に任せてすぐに対応できるようにしています。 また、スタッフへのマニュアルもガチガチには決めていません。スタッフの役割分担を決め過ぎると、その内容しか行わないようになってしまう危険性があるからです。 介護の仕事というのは、当然マニュアル通りに事は進みません。ですから、現場のスタッフ同士で臨機応変に協力し合いながら、問題に対応することが何よりも大切だと思っています。 マニュアルがなくても現場のスタッフが自主的に判断して行動できることは私たち運営者側の願いでもあります。これが結局は、入居者様の方の心地よさや快適性につながる一番の早道だと思っています。
※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。