お仕事インタビュー!

現役のヘルパーステーション管理者に聞く、ヘルパーの時給は、なぜ高いの?また仕事をする上でのメリットとは?

時給が高い理由は、利用者に対する責任やリスクをストレートに負うからです。ヘルパーの仕事のメリットは、自分の都合で働けるところです。

訪問介護の求人を見ていると、一般的に介護施設の求人よりも時給が高いことに気が付きます。同じ介護の仕事でも時給で200~300円以上違うことも珍しくありません。

ヘルパーの仕事の時給が高い理由は何でしょうか?

そこで今回は、現役のヘルパーステーション管理者に聞く、ヘルパーの時給はなぜ高いの?また、仕事をする上でのメリットとは?について、インタビューをお送り致します!

ヘルパーの給与体系は、どのようになっていますか?

ヘルパーとシニア

全て時給制が基本で、金額は事業所によって違うと思います。

うちの事業所のような、要支援1とか2の方が対象である総合事業では、時給が900円。掃除、洗濯、調理などの生活支援(生活援助)が時給1,200円。食事、排泄、入浴介助などの身体介助が時給1,500円となっています。ちなみに、必ず資格がないといけないのが生活支援と身体介助です。

総合事業では、資格の有無に関わらず、同じ時給を設定しています。

時給は、このようになっていますが、利用者様によっては、生活支援が30分、身体介助が30分で合計1時間の利用などもあるので、それらの時給をそれぞれ計算してヘルパーの報酬を算出しています。

時給1,500円で、1日4件(各1時間ずつ)訪問すると6,000円の報酬になりますね。ヘルパーたちは1日、何件くらい訪問されますか?

答えは、人によって違うですね。

施設で働く介護職員と大きく違う点がありまして、ヘルパーは自分が働きたい曜日と時間を決めて「これに当てはまるサービス(お仕事)を下さい。」と事業所に提示することで、自分の都合でシフトが組めます。例えば、月、水、金の10時~12時が働けるので、その間に出来る介護サービスのお仕事を下さいね、というやり方なんです。

人によって働きたい曜日や時間が違いますので、弊社の事業所では、求人広告を出す場合、「週に1回、1時間からでも勤務可能です。」という文言にしています。訪問介護以外で週に1回、1時間から勤務可能な業種は、ほとんどないと思うので、自分の都合に合わせて仕事が出来るところは、メリットだと思います。

他にもヘルパーとして、働くメリットはありますか?

時給が高いところですかね。同じ資格を持っていたとして、介護施設での時給と比べると、恐らく数百円は違うと思いますよ

ヘルパーの仕事が高時給である理由は何ですか?

ヘルパーの仕事は、利用者様から直接叱られるなど、精神的な部分で大変なところがありますし、利用者様に対してリスクも背負います。例えば、入浴介助中に利用者様がお風呂で転倒して転んだ時、周りに助ける人は誰もいません。介護施設や病院のように機材が十分揃っていない中で、そこにあるものを使用しながら、ヘルパーが1人で対応しなければなりません。もちろん、緊急事態でヘルパーから電話がかかってきたら私たちもすぐに駆けつけますが、それを待っていたら間に合わない場合もありますよね。そういう責任やリスクを負う部分があるので時給が高いという面もあります。

他にもヘルパーの仕事が高時給である理由はありますか?

そうですね、調理のニーズが高いところでしょうか。調理は、基本的に家庭で料理をしていれば、どなたでも出来ることだと思います。ただ、利用者様によって、塩分や糖分に気を付けなければいけなかったり、食べ物を細かく刻む、ミキサーにかけるなど、食べ方を変えたりしなければいけません。利用者様によって注意するポイントが、それぞれ違うので、ヘルパーはそれなりに自分で勉強する必要がありますね。

ヘルパー

調理支援について、事業所で取り組んでおられることはありますか?

はい、弊社の事業所では、利用者様が料理を目でも楽しめるように、色合いや盛り付け方に気を付けましょう、ということをヘルパーに伝えたり、実際に腎臓食メニュー、心臓食メニューなどヘルパーにすぐに役立つ調理メニューの資料を配布したりしています。

調理支援は、ヘルパーからのニーズが高いので、こういった勉強会を開いて、調理の知識や腕前を上げられるように支援をしています。

まとめ

最後に、ヘルパーの仕事の給与体系とメリットについて、もう一度確認しておきましょう。

  • ヘルパーの給与体系は、基本的に時給制。
  • 時給は、総合事業、生活支援、身体介助の3段階に分けられている。
  • ヘルパーの仕事のメリットは、高時給と自分の都合に合わせて短時間でも働けるところ。
  • ヘルパーの仕事の時給が高い理由は、利用者様に対する責任やリスクをストレートに負うからである。
  • ・ 調理のニーズが高く、ヘルパーが独自に勉強したり、事業所での勉強会に参加したりする必要があることも高時給の一因である。

同じ介護の資格を持っていても介護施設で働くのと、ヘルパーとして働くのとでは、時給がかなり違うことに驚きました。働ける時間に制約のある主婦や子育て中のママには、空いている時間に高時給で働けて、家庭で毎日している家事が役立てられるヘルパーの仕事は魅力的ですね。
新たに始まった総合事業であれば、各自治体が開催している研修を受講して修了証をもらえば無資格でも介護の仕事を始めることが出来ます。研修は、今のところ不定期に開催されているので、お住まいの役所へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。
また、ヘルパーの求人に興味のある方は、「岡山介護求人センター」に是非、問い合わせてみて下さい!

※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。

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