お仕事インタビュー!

グループホームのメリットやデメリット、特徴とは?

メリット:自宅のようなアットホームな雰囲気で生活が出来る デメリット:認知症の症状が進行すると退去しなければならない場合がある

自分の配偶者や親が認知症になった場合、徘徊の症状が出てくると、とても心配ですよね。しかし、介護する側が遠くに住んでいたり、仕事や子育てで忙しくて常に見守ってあげられないケースもあります。そのような場合に利用出来るのがグループホームと呼ばれる認知症対応型共同生活介護です。

そこで今回は、入社2ヶ月!派遣社員の介護職員として「グループホームゆばら」に勤務するK.M.さんに聞く、グループホームのメリット・デメリットとは?について、インタビューをお送り致します!

グループホームとは、どのような施設ですか?

グループホームは、65歳以上の高齢者の方で要支援2、または要介護1以上で認知症の症状がある方が入居されている施設です。

グループホームゆばら

グループホームの入居者様が受けられるサービスを教えてください。

入居者様の介護度に合わせて、食事、排泄、入浴介助を受けられます。また、入居者様の認知症の進行を緩やかにするために必要な機能訓練を行っています。

グループホームのメリットは、どのような点でしょうか?

公共スペースにはソファーやテレビが置いてあり、自宅のリビングルームのようなリラックス出来る空間やアットホームな雰囲気がある点ですね。この公共スペースでは、入居者様同士がコミュニケーションを取ることも出来ます。公共スペースは、とても広くて明るいので、入居者様の表情も自然と明るくなっているように感じます。

では、反対にデメリットはありますか?

医療や看護スタッフが常にいる訳ではないので、医療面での対応が難しい点です。
地域密着型、少人数でアットホームな雰囲気が良い点ではあるのですが、逆に言うと、空きが少ないので、入居までに時間が掛かる場合があるのもデメリットかなと思います。

グループホームと有料老人ホームでは、何が違うのですか?

どちらも民間施設で認知症の方が入居出来る施設である点は同じです。
違いは、有料老人ホームでは認知症が進んで寝たきりになった場合でも受け入れてくれる施設があります。入居者様が受けられるサービス面では、有料老人ホームの場合、医療や看護サービスも提供している部分が違いますね。

K.M.さん

まとめ

最後に、グループホームのメリット・デメリットについてもう一度確認しておきましょう。

  • グループホームとは、認知症高齢者が少人数で共同生活する施設。
  • 食事、排泄、入浴介助の他に、認知症の進行を遅らせる機能訓練も受けられる。
  • グループホームのメリットは、自宅のようはアットホームな雰囲気で生活出来ること。
  • グループホームのデメリットは、医療面での対応が難しいこと。
  • 有料老人ホームとの違いは、有料老人ホームは、寝たきり状態のような重い認知症でも入居出来る施設がある点と医療サービスが充実している点。

グループホームのような少人数型でアットホームな雰囲気の介護施設で働きたいと思う人も多いと思います。しかし、事業所の考え方によって、どのような入居者様が多くいらっしゃるかが異なります。これは有料老人ホームやデイサービスセンターなどの他の介護施設にも言えることです。
自分に合った介護施設を見つけるためには、採用面接や介護施設の見学などで、自分が理想とする介護が出来る施設かどうかを確認しておくことが大切です。

※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。

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