ヘルパーの仕事に向いている人とは?
高齢者が増加している昨今では、介護サービスが多種多様になっています。その中でも、利用者様に人気なのが自宅で受けられる訪問介護です。
人気に比例して訪問介護の仕事を行うヘルパーのニーズも高まっています。
ヘルパーの仕事は、自分の働きたい時間帯に1時間からでも働けるという点が大きなメリットです。
では、ヘルパーに向いている人とは、どのような人なのでしょうか?
そこで今回は、現役のヘルパーステーション管理者に聞く、ヘルパーの仕事に向いている人とは?について、インタビューをお送り致します!
新たにヘルパーの採用をする際、向き不向きをどのように判断されますか?
採用面接はたった15分とか20分のことが多いので、その時間内で応募者の素質を見抜くのはハッキリ言って不可能です。ですが、ヘルパーの仕事に向いていない人はいないと言っても過言ではありません。
やる気があれば誰でも出来る仕事だということですか?
そうですね。ヘルパーの仕事のメリットとデメリットとを正しく理解して、是非やってみたいという人であれば、出来る仕事だと思いますね。
ヘルパーの仕事には掃除、料理、買い物なども含まれますが、一人のヘルパーがそれらの仕事を全てするのですか?
もちろん、何でも上手にこなせるヘルパーもいます。でも、必ずしもそうでなければならない訳ではないんです。例えば、掃除が苦手でも料理が得意なヘルパーは料理を専門にしてもらいますし、反対に料理は苦手だけど掃除が得意な人は、掃除を専門にしてもらうとかですね。その辺りのシフト調整は、臨機応変に対応しています。
では、掃除も料理も苦手な人はヘルパーの仕事には向いていませんか?
いえいえ。そういう人は買い物専門のヘルパーとして成り立つと思いますので、向いていないという訳ではないです。ただし、いろいろと幅広くこなせるヘルパーのほうがニーズも高いしお給料も良くなります。
身体介助については、向き不向きはありますか?
それも本人のやる気の問題だと思います。
身体介助の経験がなくても「経験していきたいです。」と採用面接のときに言われる方もいます。そのような、やる気のある人に対しては、こちらもできる限りの対応をしています。
身体介助が未経験の場合、まずは何から経験するんですか?
まず初めは、オムツ交換からですね。それから入浴介助へとちょっとずつレベルアップしてもらっています。
ヘルパーにはどういった経歴の方が多いのですか?
介護施設で働いた経験があって、それからヘルパーになられる方が多いですね。
介護施設勤めの方から見てヘルパーの仕事は、何が魅力なのでしょうか?
介護施設の仕事に比べると、ヘルパーは一軒ずつご自宅を訪問して、利用者様に対して一対一で親身になって介護に携わってあげられるところが魅力なのかなと感じます。
介護施設勤めからヘルパーへの転身者は、どのような人が多いのでしょうか?
団体行動よりも個人で仕事をした方が性に合っている人や責任感がとても強い人などが多いですね。
ヘルパーの仕事は単独で行うので、例えば、同僚とのいざこざやトラブルなど人間関係に悩むこともない点も良いのかもしれません。
まとめ
最後に、ヘルパーの仕事に向いている人について、もう一度確認しておきましょう。
- ヘルパーの仕事に興味があり、是非やってみたいという人。
- 身体介助も、やる気があれば未経験からでも出来る。
- 個人で仕事をしたほうが性に合っている人や責任感がとても強い人。
ヘルパーの仕事は、利用者様と密に関われるところが大きな魅力ですね。また、掃除、料理、買い物など、主婦なら普段当たり前にこなしている家事のスキルを活かせるところも良いですよね。この記事が、ヘルパーの仕事に興味のある人に役に立てば嬉しいです。また、ヘルパーの仕事について詳しく知りたい方は「岡山介護求人センター」にお気軽にお問い合わせください!
※この取材内容は、全ての介護職、および介護業界の実情にあてはまるとは限りません。